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2018年4月11日

年間で出願数10万件!「商標登録」が注目される理由とは?

先ごろ日本史上最大数のメダル獲得で幕を閉じた平昌オリンピック。
中でも試合が長時間に及ぶため選手が休憩中におやつを食べる姿が話題を呼び、
「もぐもぐタイム」なる名称もついたカーリング競技では、試合中に選手が相槌でつかう
「そだねー」という言葉が一躍流行語になりましたが、
北海道の方言で道民の間では当たり前のように使われているこの言葉を
いち早くバターサンドやチョコレート菓子で有名な六花亭が商標登録を出願し
ニュースとなりました。

この報道により「みんなが普段から使っていた言葉を商標登録するなんて」
「利益を独占をするつもりなのか」など、北海道のお土産といえば5本の指に入る
有名企業を白い目で見る人もいましたが、地元の有名企業がこの商標を出願したのには
相応の理由があると考えられます。

もちろん、 六花亭の商標取得の大前提は「そだねー」を商品名として使いたい、
ということであったと思いますが、第三者に商標取得されてしまうリスクを
事前に回避したかったとも考えられます。
事実、六花亭は権利の独占は考えておらず、商標権を取得できた場合でも
申請さえあれば自由に商標を利用できるようにしたいとのコメントを発表していました。
(北見工業大生協が六花亭よりも早く出願を行なっていたことが後から判明したため、
六花亭の商標とならない可能性も高くなりましたが・・・)

では、なぜここまで商標の取得を急いだのでしょう?

□日本の商標法の歴史と注目された理由

日本の商標法の歴史は古く、商標条例として明治17年に制定されていますが
記録に残る一番古い商標での係争は、なんと室町時代にまで遡るそうです。
ある京都の酒蔵が製造する酒の印を模した価格の安い類似品が出回ってしまい、
今でいう商標となる印の差し止めを願い出たというエピソードがあるようです。

今や日本国内で年間10万件もの出願があるという商標登録ですが、
当時より「目印」や独自のブランドに対していかに重要視していたかをうかがえます。

一般的にも日本で商標について目が向き始めたのは、中国国内で現地企業や個人が
日本の地名やブランド名、企業名、商品名など多くの商標登録を行い海外進出の妨げに
なったことが問題視されてからではないでしょうか。
もちろんこれは、ブランドや商標を保護する目的ではなく、利益目的だからです。

これはもはや海外だけの問題ではなく、日本国内でも同様で、
商標の高額な買取や損害賠償を目的として商標を出願する人もいます。

その一例が、トランプ大統領の孫娘がお気に入りだとして爆発的な人気となった
「PPAP」を、元弁理士の男性がアーティストの所属元レーベルより先に出願し
今後利用できなくなるのでは?という問題がありました。

以前より特許庁がこの元弁理士が一日に多い時で50件もの商標出願をしており
そのほかにもおそらく同様のケースがあったのでしょう、声明文を出したりと
明らかに商標と関連性のない第三者の出願に対して注意喚起を行なっているようですが
商標登録の出願が先取制である以上、他者に権利を取得されてしまうことは
ゼロではありません。

□商標取得しないリスク、権利侵害をするリスク

商標権にまつわるリスクは自社の商標を第三者に取得されるだけではありません。
自社製品の劣化した模造品が販売されてしまい商品価値が下がってしまう、
自社ブランドが失墜してしまうということも考えられます。
本来独占できるはずの利益が失われてしまうことにもなります。

故意でなくても逆の立場となってしまう場合もあります。
新サービスとして考案したものや商品名が商標登録をされていることを知らず
他者の商標権を侵害してしまうと、多額の損害賠償を請求されたり事実上の営業停止措置となったり
三億円以下という非常に高額な罰金刑が科せられるだけでなく逮捕されてしまうこともあります。

基本的に、大企業ではこの権利関係に関して専門部署を持っていたり
自社の商標を侵害されていないか厳しく目を光らせています。
「知らなかった」「悪気はなかった」「バレないから大丈夫」は通用しません。
事業者として他者の権利も把握することも大事だといえます。

一度商標の侵害をしてしまったことでの信用回復措置として
謝罪広告を求められたり、場合によっては商標の買取を迫られたりすることもありますので
ひとつの権利侵害によって閉鎖に追い込まれてしまう企業もあるので注意が必要です。

とりわけ、少数精鋭のサービスや商品で勝負することの多い中小、ベンチャーが
この商標を利用できなくなった場合、トラブルを抱えてしまったダメージは
非常に大きいものとなります。

□ビジネスピットがおすすめする商標登録代行サービス

リスクヘッジでもあり、利益の流出を防ぐという意味でも商標登録は今後も
さらに注目され続けるものだといえるでしょう。

ビジネスピットでは経験豊富な弁理士による「商標登録代行サービス」をご提供しています。
http://www.biz-pit.com/service/shohyo/


□過去の商標登録に関する記事:http://www.biz-pit.com/staff/2017/02/post_488.html

ビジネスピット

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